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2007年10月31日発行 Vol.47

 

内 容 (PDFにて全文閲覧できます。)
 
  掲載論文:
 
  米国における健康保険市場と保険会社のヘルスケア事業
- 2005 年を中心とする概況と最近の動き -




 
米国における健康保険市場と保険会社のヘルスケア事業
- 2005 年を中心とする概況と最近の動き -(PDF:1.04MB)
   
 

= 要 約 =
研究員 田中 健司  森 朋也

   
 

T.はじめに
 本稿は、本誌45 号のレポート「米国における健康保険市場と保険会社のヘルスケア事業−2004年を中心とする概況および職域市場・HIPAA・メディケアをめぐる最近の動き−」の続編として、2005年を基準点とした米国の健康保険市場の動向と民間保険会社のヘルスケア事業について、分析を行ったものである。


U.健康保険市場の概況
 2005 年においては、収入保険料の増加率が支払保険金の増加を上回り、純利益が前年と比較して大幅に増加している。ここ数年の高収益により、営利保険会社、民間非営利組織ともに資本を蓄積している。
 米国において健康保険市場の中心となっている、民間の職域における健康保険料の伸び率は2006年にやや鈍化し、伸び率は2003年をピークに2006年まで縮小し続けているものの、未だ一般インフレ率、勤労収入伸び率の上昇を大きく上回っている。
 また職域では、Consumer-Driven Health Plan と呼ばれる新しいタイプのプランが導入されるようになり、そのコスト抑制効果が企業(とくに大企業)の間で評価されている。
 公的制度適用対象者のセグメントについて見ると、メディケア適用対象者のセグメントにおいて、メディケアパートD に参加している保険会社では2005 年下期に営業費や一般管理費の増加により支出が増加している。一方、メディケイド適用対象者のセグメントにおいては、主にメディケイドの商品を扱う民間の営利保険会社4 社で、2005 年に収入保険料、加入者ともに大幅に増加したものの、損害率、事業費率の増加に伴い純利益が減少している。


V.ヘルスケア市場に大きな影響を与える動き
 2005年の米国医療コストは、前年よりも6.9%増加し、19,877 億ドルとなっている。この数値はここ10年ほどで約2 倍の水準となっている。一方、対前年伸び率は、ピークであった2002 年の9.1%から毎年低下してきている。
 近年従業員向け福利厚生プランの新たな選択肢として注目されているConsumer-Driven HealthPlan は、医療コストを賄うための勘定を、免責金額が高い健康保険プランと組み合わせたものである。代表的な勘定として、Health Reimbursement Arrangement(HRA)やHealth Savings Account(HSA)がある。本章では、企業におけるConsumer-Driven Health Plan の導入事例を4 つ紹介している。一方、メディケア適用対象者の選択肢の1 つであるメディケア・アドバンテージにおいても、Consumer- Driven Health Plan により近いプランの実験的な導入が2007 年から行われている。

   
   
 

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