これは、米国保険情報協会(Insurance Information Institute)の“Handbook for Reporters”2003年版を
損保ジャパン日本興亜総合研究所が翻訳したものです。

 

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Accelerated Death Benefits(生前給付特約)

生命保険特約の一つで、被保険者が余命いくばくもないとされた場合に、生涯にわたって保険金を支払うもの。これは、被保険者が死亡した後に保険金受取人に支払う従来の保険に代わるものである。本特約の対象となるのは、被保険者が末期的状態となった場合、高度な医療行為が必要な場合、またはナーシング・ホームへの入所を余儀なくされた場合である。被保険者の生存中に支払われた金額は、保険金受取人に支払われる死亡保険金から差し引かれる。

Accident and Health Insurance(傷害・健康保険)

偶発的な傷害、死亡およびそれに関連するヘルスケア費用に対する補償。予防サービス、医療費用、高額医療を対象として、限度額まで支払われる。

Account Receivables(未収勘定)

参照:Receivables

Actual Cash Value(時価額)

損害を受けた財物の再調達価額から減価額を差し引いた金額を支払う形式の保険をいう。
参照:Replacement Cost

Actuary(保険数理人)

統計情報の分析、評価、管理のスキルを有する保険専門職をいう。保険数理人は、保険会社の保険契約準備金(reserve)を評価し、保険料率や料率算定方法を決定し、またその他の事業および財務リスクの測定を行なう。

Additional Living Expenses(臨時生計費)

住宅所有者保険によって支払われる、保険契約者の通常の生計費を超える臨時の出費をいう。臨時生計費は、被保険者が担保危険による損害のために住宅が一時的に居住不能になったために、仮の住居が必要になったときに支払われる。

Adjuster(損害調査担当者)

損害を評価し、保険契約者からの保険請求を処理するために損害保険会社に雇用された人をいう。この損害調査担当者は、パブリック・アジャスター(public adjuster)とは異なる。パブリック・アジャスターは、保険契約者のために保険会社と交渉し、報酬としてその保険金の一部を受け取る。独立損害査定担当者(independent adjuster)は、複数の保険会社のために保険金支払額を決定する独立請負人である。

Admitted Assets(認容資産)

保険会社、再保険会社のソルベンシーを判定するにあたり、州の保険法によって認容された資産をいう。州法で定められた会計規則では、保険会社の財務状況の評価を容易にするために、一定の資産につき貸借対照表に含めることが認められていない。認容資産に含めることができるのは、清算の際に容易に売却でき、またはそれを担保として借入れが可能な資産および支払が合理的に期待できる債権に限られる。
参照:Assets

Admitted Company(認可保険会社)

個々の州において、免許を受け、営業を認められた保険会社のこと。

Adverse Selection(逆選択)

リスクの大きな人の方が、リスクの小さな人よりも、より大きな保険カバーを求める傾向をいう。保険会社の対応は、洪水リスクの場合のように、より高い保険料を課すか、またはまったく保険を引き受けないかである。(洪水保険はほとんどの場合民間市場で販売されるが、提供は連邦政府による。)地震などの自然災害の場合には、逆選択はリスクを分散させるのではなく、逆に集積させる。保険は、リスクが大数の保険契約者によって分担される場合に最もよく機能する。

Affinity Sales(アフィニティ販売)

専門職業人や事業者団体のようなグループを通じて保険を販売すること。

Aftermarket Parts(修理部品)

参照:Crash parts;Generic auto parts

Agency Companies(代理店販売制保険会社)

独立代理店を通じて商品を市場に出し、販売する保険会社。

Agent(代理店)

保険は2種類の代理店によって販売されている;独立代理店(independent agent)は数社の保険会社を代理する自営業者で、報酬は代理店手数料である。専属代理店(exclusive agent, captive agent)は1社の保険会社のみを代理し、報酬は給与または手数料である。専属代理店を通じて販売する保険会社を直販制保険会社(direct writers)と呼ぶ。

Alien Insurance company(外国保険会社)

外国法の下で設立された保険会社のことであり、設立された州以外で営業を行う州外保険会社(foreign insurance company)とは異なる。

Allied Lines(雑危険種目)

通常、火災保険に付帯して販売される財物保険であり、風災、水災、破壊行為に対する保険カバーが含まれる。

Alternative Dispute Resolution/ADR(代替的紛争解決手法/ADR)

裁判所へ持ち込まない紛争解決の手法。紛争当事者が独立の第三者の判定に従うことを合意して行なう仲裁(arbitration)や、第三者が当事者間の和解を図る調停(mediation)等がある。

Alternative Markets(保険代替市場)

自家保険に資金を供給するために使われるメカニズム。これには、1社またはそれ以上の非保険会社に所有され、その所有者にカバーを提供する保険会社であるキャプティブが含まれる。同業者や業界に賠償責任保険を提供するために設立されるリスク保有グループ(risk retention group)もまた、自家保険の一形態である。

Annual Statement(年次財務諸表)

保険会社、再保険会社のある年の財務活動(financial operation)を要約したもので、貸借対照表が含まれる。保険会社は営業免許を有する全ての州の保険庁にこれを提出する。

Annuity(年金)

特定の期間または受給者の生涯にわたって、定期的な給付がなされる生命保険会社の契約のこと。給付は年ごと、四半期ごとまたは月ごとになされる。
生命保険会社の観点からすると、年金には生命保険とは反対に生存リスクがある。生命保険では、保険契約者が死亡すると保険金が支払われる。年金では、年金受給者が生きている限り支払われる。これらの商品を扱う保険会社の損益は、保険契約者の平均余命と将来の自社の投資収益に関する予測が正確かどうかにかかっている。 年金の運用益に対する課税は繰り延べられ、給付が開始されるまでは納税の必要はない。
年金は退職貯蓄として利用されることが多く、また非課税の借入れができることもある。年金保険料は、定期的支払いでも、一括払いでもよい。年金には、保険会社の一般投資勘定で運用され、定額給付がなされる定額年金と、保険会社が提供する債券、株式を含む様々なファンドから個人が自身の投資方法を選択する変額年金がある。変額年金の口座評価額は、保険会社が提供し、保険契約者が選択した投資の成績を反映する。一方、定額年金の給付金は、保険会社の投資の成果には関係なく保証されている。

Antitrust laws(反トラスト法)

企業が他の企業と共同して価格を設定したり、供給を制限したり、または市場での競争を制限するような行動をとることを禁止する法律をいう。保険業界は州の反トラスト法に服するが、連邦反トラスト法の適用除外を部分的に受けている。マッカラン・ファーガソン法(McCarran-Ferguson Act)に規定されるこの適用除外のもとで、保険会社は共通の保険約款を開発したり、保険料算出に用いる損害データを共有することが認められている。

Apportionment(分担)

同一の損害を保険担保する複数の保険会社の間で損害を比例配分することをいう。

Appraisal(評価、鑑定、査定)

財物の保険価額または損害額を確定するための調査のこと。

Arbitration(仲裁)

保険会社と被保険者またはベンダーが、第三者によってなされた決定を受け入れることにより、保険金支払いを巡る紛争の解決に合意する手続きのこと。

Arson(放火)

故意に火を放つこと。

Asset-Backed Securities(資産担保証券/ABS)

同様の種類、継続期間、金利のローンのプールを表象する債券をいう。自動車ローン、機器設備リースからクレジット・カード債権、モーゲージまで、元本と利息を定期的に返済するローンはほとんど全て有価証券化することができる。

Assets(資産)

保険会社の所有財産のことをいい、株式、債券、不動産などが含まれる。保険会計においてはソルベンシー、保険金を支払う能力が重大な関心事である。そのため、州保険法は資産の保守的な評価を要求し、保険会社の貸借対照表に什器・備品、借方残高、支払期限から90日を超えた未収勘定のような価額が確定されていない資産を含めることは禁止されている。
参照:Admitted assets

Assigned Risk Plans(アサインド・リスク・プラン)

任意市場で自動車保険を購入することができない自動車運転者に保険の入手を可能とする機構をいう。これは、自動車保険残余市場(residual market)の最も一般的な類型であり、どの州にも存在する。アサインド・リスク・プランでは、そのような運転者がその州で自動車保険を販売する全ての保険会社に任意市場における収入保険料に応じて割り当てられる。
参照:Residual market

Auto Insurance Policy(自動車保険証券)

基本的に次の6 種類のカバーがある。州によっては一部のカバーの購入を法律で義務付けている場合がある。それ以外は、任意加入である。

  1. 対人賠償責任−保険契約者が他人に身体障害を負わせたことにより生じる賠償責任に対するカバー。
  2. 搭乗者傷害(medical payments)または人身傷害補償(personal injury protection:PIP)−保険契約者の自動車の運転者または搭乗者が被った身体障害を治療するためのカバー。
  3. 対物賠償責任−保険契約者が他人の財物に損害を与えたことにより生じる賠償責任に対するカバー。
  4. 車両(衝突)−衝突により保険契約者の自動車が被った損害に対するカバー。
  5. 車両(包括)−他車との衝突以外の原因(火災、爆発、地震、洪水、暴動など)および盗難による保険契約者の自動車の損害に対するカバー。
  6. 無保険運転者−ひき逃げ(当て逃げ)または事故の相手方が無保険運転者であった事故から生じた費用に対するカバー。

Auto Insurance Premium(自動車保険料)

自動車保険カバーについて保険会社が請求する代価であり、起こり得る事故、盗難、その他の損害の頻度および費用に基づいて算出される。その価格は、保険以外の商品・サービスの場合と同様に、保険会社ごとに異なる。
価格はまた、購入した保険の保険金額および種類、自動車のメーカーおよびモデルならびに被保険者の運転履歴、運転年数および年間走行マイル数によっても異なる。考慮される他の要素としては、運転者の年齢、性別、運転されるであろう場所と時間帯−例えば、都市で通勤に使うのか、余暇で田園地域にドライブするのか、などがある。クレジットに関する履歴情報を使用する保険会社もある。
参照:Insurance score

Aviation Insurance(航空保険)

商業航空会社は航空機の財物保険と、自らの過失ある行為により乗客その他の者に生じた障害または財物損害に対する賠償責任保険に加入している。損害は地上であれ、空中であれカバーされる。保険証券では、地理的範囲およびカバーされる個々の操縦士が限定されている。

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